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▲防衛白書に明記された独島管轄部隊は京都府舞鶴港に駐留した海上自衛隊第3護衛軍だ。

[アジア経済ヤン・ナッキュ記者]日本巡視船の独島（ドクト、日本名：竹島）近海出現が毎年増えている。海上自衛隊の軍艦や海上保安庁巡視船などの出現回数が増えるのは日本が2016年防衛白書で「独島は日本領土」と主張したことと関連した戦略だと外交専門家たちは憂慮している。

3日、国防部によれば2009年、日本軍艦と巡視船の独島近海出現は87回に過ぎなかった。しかし、2012年には99回、2013年に100回、2014年に101回出現し、昨年の100回に続き今年6月まで50回を越えた。

軍事専門家たちは韓国防空識別区域(KADIZ)を侵した日本の駆逐艦が海上自衛隊第3護衛軍所属と予測している。日本政府は2014年、防衛白書に独島を管轄する自衛隊まで明記した。それは京都府舞鶴港に駐留した海上自衛隊第3護衛軍だ。

特に日本当局は防衛白書に済州島（チェジュド）を含む私たちの東南海一帯を潜水艦作戦区域と表記までした。私たちの海域で起きる一挙手一投足が日本から監視されるなど甚大な軍事的、潜在的脅威要素になっているということだ。

実際に海上自衛隊の駆逐艦一隻がKADIZを侵して韓国の通信検索後に予定された航路へ退いた事例もある。当時、日本の4200トン級と推定される駆逐艦は独島東方公海上30マイル地点に出現し、韓国軍はリンクス・ヘリとF-15K戦闘機、韓国型駆逐艦の広開土大王艦を出動させた。

KADIZは私たちの領空と領海ではないが、この区域に他国の航空機や艦艇が入ってきた時、直ちに対応する作戦概念で作られた戦術措置だ。当時、日本艦艇ではヘリコプターが二度、離着陸訓練したことが識別されたが、日本側は「ウラジオストックに訓練のため行くところで敵対意図はない」と答えたことが分かった。

日本政府はこれまで事実上独島の陸海空統制権をあきらめてきた。1969年、自衛隊法に基づいて日本防空識別区域(JADIZ)を初めて設定する時、そして1972年、米国の沖縄返還によりJADIZを増やす時にも独島上空を除外した。

韓国軍は1951年、極東防御のために設定したKADIZに独島上空を含めた。その後、今まで京畿烏山と大邱の中央防空統制所(MCRC)と全国の長距離レーダーがKADIZに接近するすべての航空機をリアルタイムに追跡監視している。

予告なしで外国航空機が防空識別区域に接近すれば警告放送をして、侵入した場合は追加警告放送後、空軍戦闘機が迎撃する。軍関係者は「KADIZ中に入ってきた艦艇や航空機は、私たちの領空、領海を侵したわけではないが、しかし、対応態勢次元でKADIZに(他国の艦艇や航空機が)入ってくることを精密に監視している」と付け加えた。

一方、わが軍当局は軍事外交とは別に定例的な独島防御訓練を実施するという立場だ。独島防御訓練は1986年に始まり海軍と海上警察は毎年、春と秋に合同でこの訓練をしている。独島防御訓練は外部勢力が私たちの領土である独島の不法な占領を試みる状況を仮定し、海上作戦でこれを阻止する方式で進行される。

ヤン・ナッキュ記者

ソース：アジア経済(韓国語) [ヤンナッキュ記者のDefence]独島（ドクト）出現増えた日軍艦…対策方案は
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2016080308502093944